祝『バックラッシュ!』発売! ピンク色の勝利宣言

 こんにちは、みなさま。早速出だし好調でネット上にもいくつか感想や書評が見られる『バックラッシュ!』ですが、毎週木曜日はご存知双風舎の谷川社長による報告の日です。今週は以下のメッセージをいただきました。

 おかげさまで、無事に『バックラッシュ!』を世に出すことができました。このブログを切り盛りしてくれているマチュカさんとチキさん、そしてこのブログを盛り上げてくださっているブロガーのみなさんに、あらためて感謝いたします。ありがとうございます。

 さて、チキさんがみずからのブログで、カバーデザインに関する解説をしてくださっています。ほぼパーフェクトに私の意図するところを見抜いてくれています。だてにバックラッシュ本をたくさん読んでいるわけじゃないね(って、そんなの関係ないか)。

 さらに、チキさんが鋭いと思ったのは、大塚英志著『定本物語消費論』のカバーについて言及している点です。まさに、私は、同書のカバーデザインを見せながら、『バックラッシュ!』のデザインをデザイナーの大竹さんと検討したのでした。

 題字やイラスト、背景などが決まってから問題となったのは、色でした。青、緑、黄などなど。同じデザインで異なる色のラフを出してもらい、さまざまな人に印象をたずねてまわりました。その結果がピンクとなったわけです。

 ピンクという色を使うと、いかにも男性の考える「女性的なイメージ」を示す色だと思われるような気もしました。実際、そうかもしれません。イメージが超ベタだということですね。とはいえ、今回はあえて開き直り、超ベタな色づかいを選んだのです。

 その結果、人文書のコーナーでピンクの本はほとんどありませんから、書店で探すのが容易になりました。また、チキさんのブログにも掲載されていますが、地味〜なバックラッシュ本と並べたときに、いかにも勝利宣言をしているような風格が生まれました。

 唯一、男性が手に取りにくくなるかもしれないと懸念しておりました。しかし、実際に書店でチェックしてみると、何の抵抗もなく気軽に立ち読みする男性の姿を多く見かけて安心しました。めでたし、めでたし。ピンク、ばんざーい。

 実際には、「いいことばかり、ありゃしねえ」(by RCサクセション)のかもしれませんが、とりあえずは無難な出航ができたと思っています。

 谷川さん本人のブログでは、これに加えてさまざまな情報が掲載されています。

 これらの書店だけでなく、あなたの街にもピンクのカバーの『バックラッシュ!』が届くように盛り上げていきたいと思います。日本をピンクで埋め尽くせ!(ウソ)
 …えーと、みなさま、そろそろ(ウソ)ネタが枯渇しております。誰か考えてください。(ホント)