『バックラッシュ!』の受注状況は果たして?

 こんにちは、みなさま。木曜日の今日は、今時期毎日キリキリ舞の双風舎社長・谷川さんの登場です。いったい『バックラッシュ』はどれだけの発注が取れているのか、社長にセキララに語っていただきます。それではどうぞ。

 秋田での小学生殺人事件やら村上さんの逮捕やらと、いろんなことが起きてますね。
 アフガニスタンの治安は、どんどん悪くなっているみたいだし。
 本を出していると、「いろんなことが起きているのに、こんなことにこだわっていてのかなあ」などと思うことがあります。
 ポルポト時代の大虐殺を考えることは、とても重要なことだ、とカンボジアに長期滞在していたときの私は考えていました。とはいえ、実際にはカンボジアに関心のある日本人など、ごく少数しかいません。関心がない人に関心をもってもらうことは、とてもたいへんなことです。だから、やっぱり「これでいいのかなあ」なんて考えたりもしました。
 でも、それを考えはじめると袋小路に入ってしまうので、「まいっか」と思いながら自分の関心のあることを追求していくしかないんだなあ、と最近は思います。それがそのまま、双風舎が刊行している本のラインナップになっているわけですね。
 さて、『バックラッシュ!』の受注状況。
 昨日までで、2700冊ほど受注しました。あと1000冊くらいは確実に受注できると思いますし、プラスアルファも付け加えると、最終的には約4000冊の受注を見込んでいます。
 この本は、前評判よりも刊行後の反響のほうが大きいと思うので、初版は受注数プラス1000冊の5000冊となりましょうか。
もちろん前評判もいいからこそ、事前注文が4000冊もとれるわけですけど。
 ひとり出版社が出す人文関係の本で、初版が5000部も刷れるということは、けっこう奇跡に近いものがあります。著者のみなさんや製作にかかわっている方がたのご協力、そして読者人の支援があるからこその奇跡です。
ほんとうにありがとうございます。
 本文の編集作業は、今週が大きな山場です。
 明日と明後日でゲラの総チェックをして、印刷屋さんに入稿します。
 カバーやオビのデザインデータも仕上がり、来週はじめには色校(指定の用紙に指定の色遣いでカバーなどを印刷してもらい、仕上がりを確認することを「色校」といいます)が出ます。
 それらの作業が一段落したら、ポップやポスターをつくろうと考えています。
 ポップのデザインとか、このブログで募集したらおもしろいかもしれませんね。

 おおっ、かなり順調の模様! 新たな企画も予告され、ますます盛り上がっていくはず! みなさんのアツイ葉書やイラストを期待して、目指せ、第二のジャンプ放送局!(ウソ)